「看護学校」は、これから看護師を目指すうえで最も重要なステップです。
同じ「看護学校」といっても、学び方・費用・将来のキャリアに大きな違いがあります。
以下では、
✅ 学校の種類ごとの特徴
✅ 比較ポイント
✅ 自分に合う学校を見極める方法
をわかりやすくまとめました👇
目次
🏫 1. 看護学校の3つのタイプ
種類 | 学位・資格 | 修業年限 | 特徴 |
---|---|---|---|
看護大学(4年制) | 学士(看護学)+看護師国家試験受験資格 | 4年 | 幅広い学び+将来の選択肢が広い。大学院進学・公務員・保健師への道も。 |
看護専門学校(3年制) | 看護師国家試験受験資格 | 3年 | 実践的で就職率が高い。短期間で資格取得が可能。 |
高等学校専攻科(高校+専攻科) | 准看護師→看護師へのステップアップ可 | 約5年 | 高校から進学するルート。学費が安く、地元志向の人に人気。 |
💰 2. 費用・奨学金・学びやすさの比較
項目 | 大学 | 専門学校 | 高校専攻科 |
---|---|---|---|
学費 | 高め(約400〜700万円) | 中程度(約200〜400万円) | 安め(約150〜250万円) |
奨学金制度 | 充実(大学・自治体・日本学生支援機構) | 病院奨学金が多い | 病院支援制度が多い |
実習量 | やや少なめ(理論重視) | 多い(現場中心) | 多い(地域密着型) |
就職 | 自由(全国) | 病院指定・奨学金先へ | 地元病院中心 |
進路の広さ | ◎ 保健師・助産師・大学院進学も可 | ○ 即戦力で就職 | △ 准看→正看ルート中心 |
🧭 3. 看護学校を選ぶときの「7つのチェックポイント」
チェック項目 | 確認ポイント |
---|---|
① 国家試験合格率 | 直近3年の平均が90%以上あるか(文科省・厚労省の公開データで確認可) |
② 実習先病院の質 | 提携病院が多く、教育熱心な病院か |
③ 教員・サポート体制 | 担任・実習指導のフォローが丁寧か(口コミ・説明会で要確認) |
④ 学費・奨学金制度 | 奨学金の返済義務・条件(勤務義務付きかどうか)をチェック |
⑤ 学校の雰囲気 | 校風・人間関係・勉強量など。オープンキャンパス参加が◎ |
⑥ 通学距離・生活環境 | 通いやすい距離か、寮・下宿の有無 |
⑦ 将来の進路支援 | 就職率・就職先・進学サポートの実績を確認 |
🌸 4. 自分に合うタイプ別おすすめ
タイプ | おすすめの学校タイプ | 理由 |
---|---|---|
じっくり学びたい/将来は保健師や大学院も視野 | 看護大学 | 学士取得・選択肢が広い |
早く現場に出たい/実践中心で学びたい | 看護専門学校 | 実習多めで就職率が高い |
費用を抑えたい/地元で働きたい | 高校専攻科 or 病院附属校 | 奨学金+地元就職しやすい |
社会人・再進学で効率的に学びたい | 専門学校(社会人コース) | 夜間や2年制もあり柔軟 |
💬 5. 学校選びで失敗しないためのコツ
1️⃣ オープンキャンパスに必ず行く
→ 授業・実習・学生の雰囲気が自分に合うか確認。
2️⃣ 卒業生・在校生の話を聞く
→ 現場のリアルな声が一番信頼できる。
3️⃣ 病院奨学金の条件をよく読む
→ 「◯年間勤務義務あり」など、制約がある場合が多い。
4️⃣ 国家試験対策のサポート体制を確認
→ 模試・補習・再試サポートなどが充実しているか。
5️⃣ 将来のキャリアを見据えて選ぶ
→ 大学=広く学びたい人、専門=現場志向、など。
✅ まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
種類 | 大学・専門学校・高校専攻科の3タイプ |
費用 | 150〜700万円と幅広い |
大事な基準 | 国家試験合格率・実習環境・奨学金・雰囲気 |
失敗しないコツ | オープンキャンパス・口コミ・卒業生の声をチェック |
一言で言うと | 「学びたい内容 × 通いやすさ × 将来の選択肢」で決めるのがベスト |
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