退職するなら「月初」と「月末」どちらがいいか

「退職日するなら月初と月末のどちらがいいか?」は、給料・有給・引き継ぎの観点から考えると、ご自身の置かれた環境によって最適なタイミングが違ってきます。

退職するなら「月初」と「月末」どちらがいいの?

状況にもよりますので
メリット、デメリットを一緒に考えましょう

「退職するなら月初と月末、どちらがいいんだろう?」

看護師の転職を考えていると、こんな疑問を持つことがあります。

「月末に辞めたほうが得なの?」
「月初に辞めると損する?」
「社会保険はどうなる?」

退職日は、単純に「月末が正解」「月初が正解」と決められるものではありません。 次の職場の入職日、有給休暇、社会保険、そして今の職場での引き継ぎまで含めて考えることが大切です。

先に結論

「月末退職が絶対に有利」というわけではありません。
ただ、次の職場が翌月1日から始まるなど、予定がきれいにつながる場合は月末退職が分かりやすいケースもあります。

退職日は「月末」と「月初」どちらがいい?

まず知っておきたいのは、退職日の違いによって、給与や社会保険、有給休暇、次の職場への入職日などに影響が出ることです。

特に看護師の場合は、シフト勤務や夜勤、有給休暇の消化などもあるため、単純にカレンダーだけを見て決めることはできません。

では、それぞれの違いを見ていきましょう。

月末退職のメリット

月末退職には、いくつかの分かりやすいメリットがあります。

① 次の職場が翌月1日入職なら予定を合わせやすい

現在の職場を月末で退職し、翌月1日から新しい職場で働く。

この形なら、在籍期間が分かりやすく、転職先とのスケジュールも組みやすくなります。

② 有給休暇をまとめて消化しやすい

例えば3月31日を退職日にして、残っている有給休暇を3月にまとめて取得する。

このように、最後の出勤日と退職日を分けて考えることもできます。

POINT

「最後に出勤する日」と「退職する日」は同じとは限りません。
有給休暇を使い切って退職する場合は、この2つを分けて考えることが重要です。

月末退職のデメリットも知っておこう

「月末退職がおすすめ」と言われることがありますが、月末だから必ず得になるわけではありません。

特に注意したいのが社会保険料です。

会社の健康保険・厚生年金では、退職日の翌日が資格喪失日になります。

そのため、例えば3月31日退職なら資格喪失日は4月1日となり、3月分の社会保険料が発生します。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

一方、3月30日退職なら資格喪失日は3月31日となるため、原則として3月分の厚生年金・健康保険料は発生しません。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

現役事務長からひとこと

「月末退職のほうが得」と思っている方は多いのですが、採用する側・事務手続きをする側から見ると、退職日は社会保険や入職日の調整まで含めて考えるものです。

「1日違うだけだから」と考えず、自分の転職スケジュール全体を見て決めることをおすすめします。

月初退職が向いているケースもある

では、月初に退職するのはどうでしょうか。

月初退職が適しているケースもあります。

  • 次の職場の入職日との関係で月初退職が必要
  • 有給休暇の消化を終えた時点で退職したい
  • 社会保険の切り替え時期を調整したい
  • 家庭の事情などで早めに退職する必要がある

つまり、「月初だからダメ」ということではありません。

次の職場の「入職日」から逆算する

転職するときに意外と忘れられがちなのが、現在の職場の退職日だけを考えてしまうことです。

本当に大切なのは、

「次の職場はいつから働くのか?」

ということ。

例えば、

現在の職場 3月31日退職

有給消化 3月10日~3月31日

新しい職場 4月1日入職

このように、最終出勤日・退職日・入職日をセットで考えると、転職のスケジュールがかなり整理しやすくなります。

「月末」と「月初」どちらを選ぶべき?

考えるポイント 月末退職 月初退職
次の職場が翌月1日入職 ◎ 合わせやすい △ 調整が必要
有給消化 ◎ 計画しやすい ○ ケースによる
社会保険 退職月分まで発生 退職月分は原則発生しない
シフト・引き継ぎ ◎ 区切りをつけやすい △ 職場による

社会保険については、退職後にどの健康保険へ加入するかなどによっても負担が変わるため、単純に「月初のほうが得」とも言い切れません。 次の職場の入職日や、退職後の保険の扱いまで確認して決めることが大切です。

退職日は「1日」ではなく、転職全体で考えよう

月末か月初か。

もちろん大切なポイントです。

でも、それだけで退職日を決める必要はありません。

「最後の出勤日」
「有給休暇の消化」
「退職日」
「次の職場の入職日」

この4つを一緒に考えることで、自分にとって無理のない転職スケジュールが見えてきます。

現役事務長から、最後に

退職日について相談を受けるとき、私は「月末がいい」「月初がいい」と一律に考えることはありません。

その人が、

「次の職場にいつから行くのか」
「有給はどれくらい残っているのか」
「退職後の生活をどうするのか」

などを確認してから考えます。

採用する側から見ても、退職日をきちんと計画して、引き継ぎまで責任を持って進めようとする人は、とても安心感があります。

転職は「今の職場を辞めること」だけではありません。

「次の職場へどうつなげるか」までが転職です。

焦って退職日を決めるのではなく、自分にとって一番無理のないタイミングを考えてみてください。

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