看護師が転職のために提出する「退職届」の書き方を、基本形式・例文・注意点を含めてわかりやすく説明します。
目次
🩺 看護師の退職届の基本ポイント
- 形式はシンプルが基本。A4縦書き(手書きまたは印刷)
- 理由は「一身上の都合により」で十分(詳細不要)
- 提出タイミング:退職希望日の1〜2か月前
- 提出先:直属の上司(師長→看護部長→人事課)へ順に提出
✍️ 退職届の基本構成
退職届
このたび、一身上の都合により、
令和○年○月○日をもって退職いたしたく、
ここにお願い申し上げます。
令和○年○月○日
〇〇病院
看護部 師長 〇〇〇〇 様
所属:〇〇病棟
氏名:〇〇〇〇(印)
💡 書き方のポイント
項目 | ポイント |
---|---|
件名 | 「退職届」が正式。口語調や「退職願」は別物(※後述) |
理由 | 「一身上の都合により」で十分。理由を細かく書く必要なし。 |
退職日 | 退職希望日を記載(退職希望日=最終勤務日) |
宛名 | 通常は直属の上司(師長)宛て。法人の場合は「理事長」宛ても可。 |
日付 | 提出日(または作成日)を右上または文末に記入。 |
署名 | フルネームを自筆で。押印は任意。 |
📄「退職願」と「退職届」の違い
種類 | タイミング | 内容 | 扱い |
---|---|---|---|
退職願 | 退職を相談・申請する段階 | 「退職させてください」という申し出 | 承認前に撤回も可能 |
退職届 | 退職が正式に決定した後 | 「退職します」という最終通知 | 提出後は原則撤回不可 |
👉 一般的には、
1️⃣ 師長に口頭または退職願で相談 →
2️⃣ 承認後に正式な退職届を提出
が正しい流れです。
🧾 例文(そのまま使えるテンプレート)
退職届
このたび、一身上の都合により、
令和7年3月31日をもって退職いたしたく、
ここにお願い申し上げます。
令和7年2月1日
〇〇病院
看護部 師長 〇〇〇〇 様
所属:外科病棟
氏名:山田花子 印
⚠️ 提出時のマナー
- 口頭での相談 → 承認後に文書提出 がマナー
- 封筒は白無地(「退職届」と表書き)
- 手渡しが原則(郵送は最終手段)
- 退職理由を聞かれたら「キャリアアップ」「家庭の都合」「体調面」など前向きに伝える
💬 退職理由をどう伝えるか(例)
- 「新しい分野で経験を積みたいと思い、転職を決意しました」
- 「家庭の事情により、勤務形態を見直すことにしました」
- 「体調面を考慮し、無理のない勤務を希望するため」
※ ネガティブな理由(人間関係・不満など)は書かない・話さないのが無難です。
✅ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
提出タイミング | 退職希望日の1〜2か月前 |
理由の書き方 | 「一身上の都合により」でOK |
提出先 | 師長または看護部長 |
注意点 | 口頭で了承を得てから文書提出 |
スタイル | 手書きまたは印刷・白封筒に入れて提出 |
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