「退職日は月初と月末のどちらがいいか?」は、給料・有給・手続き・引き継ぎの観点から考えると、最適なタイミングが違ってきます。
結論から言うと👇
✅ 基本的には「月末退職」がおすすめ
(ただし、勤務先の給与締め日や次の職場の入職日により例外あり)
理由をわかりやすく整理しますね。
目次
🩺 ① 給与・社会保険の面から見ると「月末退職」が有利
比較項目 | 月末退職 | 月初退職 |
---|---|---|
💰 給与計算 | その月分の給与が満額支給されやすい | 1〜数日しか勤務していないので日割り計算になる |
🩺 社会保険 | 退職した月の末日に在籍していれば、その月の保険料は発生(有効) | 月初退職だと前月分までで保険資格喪失、ブランクが出やすい |
🏦 住民税・年金など | 手続きがスムーズ | タイミング次第で国民年金・国保への切り替えが必要になる |
💡社会保険は「退職日の翌日」に資格喪失するため、
月末退職なら翌月1日から次の職場の保険に切り替えやすいです。
🗓️ ② 有給消化の観点からも「月末退職」が自然
有給休暇を消化して退職する場合、
- 月末に退職日を設定して
- 最後の数週間を有給消化に充てる
という形が最もスムーズです。
例:
3月末退職 → 3月上旬から有給消化 → 実際の最終出勤日は2月下旬
月初退職にすると、有給の残り日数が中途半端になり、調整が難しくなるケースが多いです。
🤝 ③ 引き継ぎ・人員調整の観点から
観点 | 月末退職の利点 |
---|---|
シフト調整 | 1か月単位で組まれるため、月末で切る方が分かりやすい |
引き継ぎ | その月の業務を区切りよく終えられる |
病棟・外来の流れ | 「月単位」で動く業務(請求、リスト作成など)が多い |
つまり、現場的にも月末退職のほうが迷惑がかかりにくいです。
⚠️ ④ 月初退職が有利なケース(例外)
以下のような場合は、月初退職の方が良いこともあります👇
- ✅ 次の職場の入職日が「月初」に決まっている
- ✅ 有給を全消化して、実質的に勤務が前月で終わる
- ✅ 社会保険の切り替えを早くしたい(扶養に入るなど)
- ✅ 医師の指導や妊娠・出産などで早めの退職が必要
例:
「3月末まで有給消化 → 4月1日入職」
実際の退職日は 3月31日(月末退職) が自然ですが、
次の職場が4月1日勤務開始ならどちらも問題ありません。
💡 ⑤ まとめ:どっちがいい?
観点 | 月末退職がおすすめ | 月初退職が向いている |
---|---|---|
給料・社会保険 | ◎ スムーズに処理できる | △ 保険の切り替えが複雑になる |
有給消化 | ◎ 計画しやすい | △ 残り日数が調整しづらい |
シフト・引き継ぎ | ◎ 区切りが良い | △ 業務が中途半端になりやすい |
次の職場の開始日 | ○ 柔軟に調整できる | ◎ 入職が月初固定の場合に便利 |
👉 総合的には「月末退職」が無難でトラブルが少ないです。
ただし、次の勤務先の入職日や産休・有給の兼ね合いによっては、月初でも問題ありません。
コメント