看護師に限らず、失業保険（雇用保険の基本手当）を受け取るまでには、いくつかのステップと待機期間があります。

以下は「退職～受給開始」までの流れをわかりやすく整理したものです👇

🗓️ 失業保険をもらうまでの流れ

ステップ	内容	目安期間
① 退職	退職証明書や離職票の発行を待つ（会社がハローワークへ手続き）	約10日〜2週間
② 離職票が届く	雇用保険被保険者証・離職票を受け取ったら、ハローワークへ行く準備	—
③ ハローワークで求職申込・受給手続き	求職申込書記入 → 離職票提出 → 雇用保険説明会の案内を受ける	当日手続き完了
④ 7日間の待期期間	「働ける状態」であることを確認するための待期	7日間（全員共通）
⑤ 給付制限期間（自己都合退職のみ）	自己都合の場合、給付開始までの追加待機	原則2か月（2020年以降短縮）
⑥ 初回認定日（4週間後）に初回支給	失業認定を受けて初めて振込される	約1か月後に入金

⏰ もらえるまでの実際の目安

退職理由	受給開始までの目安	備考
自己都合退職	約2〜3か月後	7日＋2か月の給付制限あり
会社都合退職（解雇・倒産等）	約1か月後	給付制限なし。待期7日後すぐ支給対象

💴 失業給付の金額目安

• 給付額＝「退職前6か月の平均賃金 × 給付率（45〜80％）」
• 1日あたりの上限：約8,400円（年齢により変動）
• 支給日数：90〜330日（年齢・勤続年数・退職理由で異なる）

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📋 看護師のポイント

• 看護師の場合、「次の職場を探している意思」が明確であれば、資格職でも問題なく受給できます。
• 「一時的に休みたい」「資格を活かさない仕事に就く」場合も、ハローワークの判断で受給対象になることがあります。
• 「再就職手当」もあり、早く再就職すると失業給付の一部がまとめてもらえます。

🩺 看護師が失業保険を最短でもらうための手続きチェックリスト

✅ 【退職前の準備段階】

チェック項目	内容	ポイント
☐ 雇用保険に加入していたか確認	雇用保険被保険者証を確認（週20時間以上勤務で1年以上が目安）	パート・夜勤専従でも加入していればOK
☐ 退職理由を確認	「会社都合」なら待機短縮、「自己都合」は給付制限あり	医療機関都合（人員削減・体調不良等）は会社都合にできる場合も
☐ 離職票の発行を依頼	退職時に人事・総務へ「離職票を早めに送ってください」と伝える	通常10〜14日で届く

✅ 【退職直後〜1週間以内】

チェック項目	内容	ポイント
☐ 離職票・雇用保険証を受け取る	郵送または手渡し	会社からの到着を待つ間にハローワークの所在地を調べておく
☐ 求職申込書・身分証明書など準備	運転免許証、マイナンバーカード、印鑑、通帳など	写真（縦3×横2.5cm）2枚も必要
☐ ハローワークへ行く	求職申込＋受給手続き	退職後すぐ行くと、待期が早く始まる！

✅ 【ハローワークでの手続き】

チェック項目	内容	ポイント
☐ 求職申込書を提出	「看護師として再就職を希望」と明記	他業種希望でもOK、ただし「働ける状態」であることが条件
☐ 離職票提出・本人確認	退職理由の確認が重要	会社都合→すぐ給付　／　自己都合→2か月の給付制限
☐ 雇用保険説明会の案内を受ける	初回説明会の日程をメモ	出席しないと支給が遅れるので注意
☐ 7日間の待期期間スタート	待期期間中は働かないこと	日雇い・短期バイトはNG（給付延長の原因に）

✅ 【支給まで】

チェック項目	内容	ポイント
☐ 給付制限（自己都合の場合）2か月間	この間はハローワークへ定期的に通う	「会社都合」なら制限なしで7日後支給対象
☐ 初回認定日に出席	離職後約4週間後	出席後1週間〜10日で口座振込
☐ 失業認定報告書を提出	「求職活動2回以上」が条件	看護師転職サイト登録・面接も活動扱い◎

💡【最短で受け取るコツ】

コツ	内容
🕒 離職票を早く受け取る	退職前から「発行を急いでほしい」と伝える
🏢 ハローワークにすぐ行く	待期7日が早く始まり、給付日も前倒しになる
📄 退職理由を再確認	「体調不良・職場環境悪化」などは“会社都合扱い”にできる可能性あり
💬 求職活動を記録	転職エージェント登録、面接参加などもOK
💰 再就職手当を狙う	早期転職で失業給付の一部をまとめて受け取れる

📎 必要書類チェックリスト（持ち物）

• ☐ 離職票（1・2）
• ☐ 雇用保険被保険者証
• ☐ マイナンバーカード or 免許証
• ☐ 写真（縦3×横2.5cm×2枚）
• ☐ 印鑑
• ☐ 通帳（振込先）

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