看護師の平均年収 は、勤務形態・経験・資格・地域・職場の種類によって大きく変わります。
ここで業務形態ごとに平均年収を比較してみましょう。
目次
1. 勤務形態ごとの目安
勤務形態 | 年収目安 | 備考 |
---|---|---|
常勤(夜勤あり) | 500〜650万円 | 夜勤4〜5回/月、経験10年程度で可能。管理職や認定看護師だと700万円以上も。 |
常勤(日勤のみ) | 400〜500万円 | 夜勤なしで体の負担少なめ。クリニックや外来中心の勤務で多い。 |
非常勤(日勤パート) | 200〜300万円 | 時給2,000円前後、週3日勤務の場合。 |
非常勤+夜勤スポット | 250〜350万円 | 夜勤を単発で入れると年収アップ。 |
2. 経験・資格別の影響
経験・資格 | 年収アップ幅 |
---|---|
認定看護師 / 専門看護師 | +50〜100万円 |
管理職(主任・師長) | +100〜200万円 |
経験年数10年以上 | +30〜80万円 |
3. 地域・職場による違い
- 都市部病院:年収は高めだが生活費も高い
- 地方病院:年収は都市部よりやや低めだが生活コストが安い
- クリニック・訪問看護:夜勤なし、日勤中心で年収は400〜500万円前後
4. 理想の年収を決めるポイント
- 生活費+貯蓄目標を考慮
- 家賃・教育費・ローンなどを踏まえ、手取りで必要な額を算出
- キャリア形成も視野に
- 高い年収だけでなく、将来の昇給・資格取得の可能性も重要
- ライフスタイルとのバランス
- 夜勤・残業が多い職場で高収入か、自由度を優先して少し低めか
💡 目安として、看護師が転職で「理想の年収」と感じやすいのは450〜600万円。
- 夜勤ありの常勤で経験を積めば500万円以上は現実的。
- 夜勤なし・日勤中心でも生活に合わせた安定収入は400万円前後。
看護師の現実的な平均年収ライン
年齢・経験 | 常勤(夜勤あり) | 常勤(日勤のみ) | 非常勤(日勤パート) | コメント |
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20〜24歳 (新人〜3年目) | 400〜450万円 | 350〜400万円 | 200〜250万円 | 夜勤ありで経験を積みつつ収入アップを狙う時期 |
25〜29歳(中堅) | 450〜550万円 | 380〜450万円 | 220〜280万円 | 夜勤+資格取得で500万円前後も可能 |
30〜34歳 (経験豊富) | 500〜600万円 | 400〜500万円 | 240〜300万円 | 管理職候補や認定看護師なら600万円以上も |
35〜39歳 (管理職候補) | 550〜650万円 | 420〜520万円 | 250〜320万円 | 師長や主任を目指すならここで年収大幅アップ |
40歳以上 (管理職) | 600〜700万円 | 450〜550万円 | 250〜350万円 | 認定看護師・専門看護師・師長で高収入も現実的 |
💡 補足ポイント
- 夜勤の有無で年収差は約100万円前後
- 夜勤手当1回1〜1.5万円 × 月4回で年収50〜70万円アップ
- 資格・管理職でさらに+50〜150万円
- 認定看護師・専門看護師・師長候補など
- 非常勤でも夜勤スポットを入れると年収は少し上がる
- 例:週2〜3回の夜勤で+30〜50万円
- 地域差
- 都市部:常勤夜勤ありで年収600万円超も可能
- 地方:同条件でも年収500万円前後が多い
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