「看護師にとって一番大変な診療科」は、よく話題になりますね。
実際には “何が大変か” は人によって違いますが、
全国の看護師の声・離職率・業務内容をもとにまとめると、
いくつかの診療科が「特にハード」と言われています。
目次
🩺 看護師が「大変」と感じやすい診療科ランキング
順位 | 診療科 | 主な理由 |
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🥇 救急科(ER)・ICU(集中治療室) | 命に関わる緊急対応が多く、判断力・体力・メンタルの全てが必要。緊張状態が続く。 | |
🥈 脳神経外科・心臓血管外科 | 重症患者が多く、モニタリング・術後管理・医師指示が多い。夜勤もハード。 | |
🥉 外科・整形外科病棟 | 手術前後の管理・処置・リハビリ調整など業務量が膨大。記録も多く体力的にきつい。 | |
4位 | 精神科 | コミュニケーション力・観察力・感情コントロールが求められる。人間関係のストレスが大きい。 |
5位 | 小児科・NICU | 感情的負担が大きく、親への説明やサポートも重要。感染対策も徹底が必要。 |
💥 1位:救急・ICU が“最も大変”な理由
項目 | 内容 |
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業務スピード | 秒単位の判断と処置が求められる |
精神的負担 | 急変・死亡・クレーム対応など、常に緊張状態 |
技術レベル | 医療機器・薬剤・手技など高度知識が必要 |
チーム連携 | 医師・他職種との連携が密で指示変更も頻繁 |
生活リズム | 夜勤・長時間勤務・残業が多い |
💬
「仕事は学ぶことが多くやりがいも大きいけれど、常に緊張感が続いて心身の負担も大きい」
という声が非常に多いです。
⚙️ 他にも大変と感じやすい科の特徴
🔸 外科・整形外科
- 術前後の観察・ドレーン・点滴・処置が多い
- リハビリ・転倒リスク・記録が膨大
- 「体力勝負+マルチタスク」が常に必要
🔸 脳外科・循環器科
- 意識レベルの変化、バイタルの微妙な差に敏感になる必要
- 夜勤中の急変率が高い
🔸 精神科
- 身体的ケアよりも「言葉・態度・感情のコントロール」が必要
- 時に暴言・暴力・拒絶などへの対応もあり、精神的に消耗しやすい
🔸 小児科・NICU
- 子ども+家族の両方へのケアが必要
- 命の重み・親の不安などで感情が揺さぶられやすい
🌿 一方で「大変=悪い」ではない理由
視点 | 内容 |
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スキルアップが早い | 緊急対応・観察・アセスメント力が磨かれる |
医師との連携が密 | チーム医療・専門知識を学べる |
転職に強くなる | ハードな現場経験はどの職場でも評価される |
達成感が大きい | 患者の回復や命を救う瞬間を実感できる |
💡 向き・不向きの目安
向いている人 | 向いていない人 |
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緊張感の中でも冷静に動ける | 感情的に引きずりやすい |
マルチタスクが得意 | 一つの仕事をじっくりやりたい |
体力・集中力に自信がある | 体調や睡眠リズムが乱れやすい |
スキルアップ志向が強い | ワークライフバランス重視 |
✅ まとめ
ポイント | 内容 |
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最も大変な科 | 救急・ICU・脳外・外科系 |
理由 | 命に関わる処置・緊張感・業務量が多い |
しかし | 成長スピードと達成感は最大級 |
重要なのは | 自分の性格・価値観に合った科を選ぶこと |
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