良い印象を与える応募書類の書き方 ~職務経歴書編~

看護師の転職では、「履歴書」と「職務経歴書」で第一印象が決まるといっても過言ではありません。
特に病院やクリニックの採用担当は、「どのような経験を積んできたのか」「一緒に働きたい人柄か」を文章から感じ取ります。

目次

🩺 職務経歴書で“好印象”を与えるポイント

✅ 1. 【結論ファースト】で読みやすくする

採用側は1通あたり30秒〜1分しか見ません。
最初に「あなたの強み・得意分野・看護観」を短く伝えると印象が残ります。

例文:

急性期病棟で7年間勤務し、チームリーダーとして新人教育にも携わってきました。
患者様とご家族の思いを大切に信頼される看護を心がけています。

🩵ポイント:
「経験年数」「役割」「看護観」をセットで書くと◎

✅ 2. 経歴は“事実+成果”で簡潔に

「どんな部署で」「どんな看護を」「どう活かしたか」を書くと信頼度UP

例文:

○○病院(急性期一般病棟/配属期間:2018年4月〜2024年3月)
 整形外科・脳外科混合病棟で平均患者数40名を担当
 術前・術後管理、急変対応、夜勤体制のリーダー業務を担当
 新人2名のプリセプターとして育成に携わる

🩵ポイント:
数値や役割を具体的に示すことで「実績ある人」と印象づけられます。

✅ 3. 「転職理由」は前向きに

悪口・不満はNG。必ず「キャリアアップ」「働き方」「専門性」の話しに転換しましょう。

悪い例:

人間関係が良くなかったため退職しました。

好印象の例:
チームワークを重視しながら、より一人ひとりの患者様と向き合える環境で看護を続けたいと考えています。

✅ 4. 「自己PR」は“人柄+強み+姿勢”

採用側が重視するのは「性格」「協調性」「成長意欲」

例文:

笑顔と丁寧な声かけを心がけ、患者様の不安を和らげる看護を大切にしています。
チームの一員として、忙しい中でも報・連・相を欠かさず、円滑な業務連携に努めてきました。
今後は経験を活かし、後輩育成にも貢献していきたいと考えています。

✅ 5. レイアウトで“信頼感”を出す

📄 A4サイズ・1〜2枚でまとめるのが理想
見出しをつけて整理することで、清潔感ある印象に

📋 構成テンプレート

【職務経歴書】

1. 職務要約
 看護師として〇年間勤務。急性期病棟・外来で幅広い看護を経験。
 チームリーダーや新人教育も担当し、協働を重視した看護を実践。

2. 職務経歴
 ① 〇〇病院(勤務期間:20XX年4月〜20XX年3月)
  所属部署:整形外科・内科混合病棟(病床数:40床)
  担当業務:
   ・バイタルチェック、点滴管理、急変対応
   ・夜勤リーダー業務、新人指導(2名)
   ・多職種カンファレンスでの調整業務

3. 資格・研修
 ・看護師免許(取得年)  
 ・BLS・感染管理研修修了  

4. 自己PR
 患者様に寄り添いながら、チーム全体の円滑な看護提供を意識してきました。
 今後はさらに在宅分野でのスキルを高め、地域医療に貢献したいと考えています。

✅ 6. 採用担当が“グッとくる”キーワード例

項目キーワード例
チームワーク協働・連携・報連相・カンファレンス・リーダーシップ
成長意欲学び続ける姿勢・資格取得・研修参加・向上心
人柄・姿勢笑顔・傾聴・丁寧な対応・柔軟性・前向き
安心感安定感・落ち着いた対応・信頼関係を大切に

🌟 まとめ:「好印象な職務経歴書」の3原則

1️⃣ “何ができるか”を数字と具体で示す
2️⃣ “なぜ転職するのか”を前向きに伝える
3️⃣ “どんな人か”を文章からにじませる(丁寧・誠実・協調的)

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