看護師さんにとって、「どんな職場で働くか」は仕事内容よりもはるかに重要です。
同じ看護でも、職場環境次第で天国にも地獄にもなるほど。
ここでは、転職や職場選びをするときに役立つ
💡「良い職場」と「悪い職場」の見分け方
を、現場のリアルな視点で整理します。
目次
🏥 1. 良い職場・悪い職場を見分ける基準
見るポイント | ✅ 良い職場の特徴 | ⚠️ 悪い職場の特徴 |
---|---|---|
人間関係 | 挨拶が自然に交わされ、笑顔がある | 無視・陰口・派閥がある、空気が重い |
教育体制 | プリセプター制度・OJTが丁寧、質問しやすい雰囲気 | 「見て覚えて」「前はできてたのに」と放置される |
管理職の姿勢 | 師長がスタッフの話をよく聞き、守ってくれる | 師長が現場を見ていない、感情的・えこひいきがある |
勤務体制 | 勤務表が早めに出る、休み希望が通る | 直前までシフトが不明、希望が通らない |
残業・業務量 | 残業が少なく、終業後に帰りやすい雰囲気 | いつも残業・記録が持ち帰り・人手不足が慢性化 |
離職率 | 定着率が高く、同じメンバーが長く働いている | 新人・中堅が次々辞める |
患者対応 | チームで支え合う姿勢、声かけが多い | 個人任せ・責任の押し付け合い |
雰囲気 | 病棟全体に落ち着きがある | 常にピリピリ、誰も笑っていない |
休暇・有給 | 休みが取りやすく、体調不良にも理解あり | 「体調管理が悪い」と責められる |
安全管理 | ヒヤリ・インシデントの共有が建設的 | ミスに対して責める文化がある |
👂 2. 面接・見学で見抜くポイント(チェックリスト)
面接時・見学時に「職場の本音」を見抜くコツがあります。
以下のチェックリストを意識してみてください👇
🩺 面接時に見るべきこと
- 採用担当・師長が穏やかな表情で話すか
- 応募理由よりもあなたの希望や生活を聞いてくれるか
- 残業や人間関係について、正直に答えてくれるか
- 「人手不足なので誰でもいい」雰囲気を感じないか
👀 見学時に観察すべきこと
- スタッフが患者や同僚に丁寧な口調で話しているか
- 病棟に笑顔や挨拶の声があるか
- ナースステーションに余裕・整理整頓があるか
- 新人が質問しやすそうな雰囲気か
💬 一見わからないときは、
「実際に働いている方にとって、ここはどんな雰囲気の職場ですか?」
と質問してみましょう。
反応(言葉や表情)でかなり本音が読み取れます。
🧭 3. 看護師が“合う職場”を見つけるための視点
「良い・悪い」よりも、
あなたに**“合うかどうか”**がとても大事です。
あなたのタイプ | 向いている職場例 |
---|---|
丁寧に看護したい | クリニック・慢性期病棟・ホスピス・訪問看護 |
チームで動きたい | 急性期病棟・総合病院・救急センター |
子育て・家庭と両立したい | 日勤のみ病棟・デイサービス・企業看護 |
コミュニケーション重視 | 外来・地域包括・健診センター |
⚠️ 4. 「悪い職場」のサインを見逃さないで
- 面接で「人手不足」を強調しすぎる
- 「すぐ働けますか?」しか聞かれない
- 残業・有給について答えを濁す
- 職員の入れ替わりが多い(口コミでも分かる)
- スタッフが疲れ切っていて笑顔がない
→ こうした職場は「離職率が高く、人を大切にしていない」ケースが多いです。
🌸 5. まとめ:良い職場とは
💬 「安心して働けて、自然と笑顔が出る場所」
それが、良い職場です。
給与や設備よりも、人間関係とサポート体制が一番の判断材料。
🕊️ 看護師として長く働くために、
「自分をすり減らさずに続けられる環境」を選ぶことが何より大切です。
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