「看護師」と「准看護師」の待遇の違い
「看護師」と「准看護師」では、資格の種類・業務範囲・給与・キャリアの幅に明確な違いがあります。以下でわかりやすく整理します👇
目次
🩺 基本的な違い
項目 | 看護師 | 准看護師 |
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資格区分 | 国家資格(厚生労働省管轄) | 都道府県知事免許 |
養成期間 | 3年(専門学校)または4年(大学) | 2年(准看護師学校) |
学費の目安 | 約150〜250万円(3年間で) | 約80〜150万円(2年間で) |
受験資格 | 高校卒業 | 中学卒業でも可(年齢制限なし) |
独立性 | 医師の指示を受けながら、自ら判断・実施も可能 | 必ず「看護師または医師の指示」のもとに業務 |
キャリアの幅 | 管理職・認定看護師・専門看護師などへ進める | 管理職や認定資格の取得は原則不可 |
💰 給与・待遇の違い
項目 | 看護師 | 准看護師 |
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初任給(病院勤務) | 約28〜33万円(夜勤込み) | 約24〜29万円(夜勤込み) |
年収の目安 | 約450〜550万円 | 約380〜460万円 |
昇給・昇格 | 役職(主任・師長など)あり | 原則なし(補助的立場が多い) |
求人の多さ | 多い(全国どこでも需要あり) | 減少傾向(病院より介護・クリニック中心) |
🧭 キャリア・働き方の違い
項目 | 看護師 | 准看護師 |
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転職の選択肢 | 病院・訪問看護・美容・産業保健など幅広い | クリニック・介護施設中心 |
キャリアアップ | 認定看護師・専門看護師・保健師・助産師などへの道あり | 准看から「看護師」への進学が主なステップアップ |
将来性 | 高い(医療の中心的役割) | 縮小傾向(養成校の減少・統合が進行中) |
🌸 現場での実際の待遇差(リアルな声)
- 病院では:看護師>准看護師の給与体系・昇進・業務範囲
- クリニックでは:准看護師でもほぼ同待遇のこともあり
- 介護施設では:准看護師も重宝されやすい(人手不足のため)
- 夜勤・オンコール手当:看護師のほうが高めに設定されるケースが多い
📈 准看護師が待遇を上げるには
- 働きながら看護師資格を取る(進学コース)
→ 准看護師から看護学校(2年課程)に通えば、看護師国家試験を受験できます。
- 訪問看護・美容・企業など、待遇の良い分野へ転職
- 長期勤務・管理補助業務を任されることで昇給を狙う
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