看護師の転職|辞める前に現役事務長として伝えたいこと

看護師の転職・キャリア

「もう辞めたい」

そう思ったとき、あなたはまず何をしますか?

転職サイトを見る。
求人を探す。
転職エージェントに相談する。

もちろん、それも大切です。

でも、その前に少しだけ立ち止まって考えてほしいことがあります。
本当に、今すぐ辞める必要がありますか?

私はこれまで、医療機関で事務長として、採用する側から多くの看護師さんと関わってきました。

辞めていく人も見てきました。

そして、新しく一緒に働く人を採用する立場として、転職してくる看護師さんともたくさん話をしてきました。

だからこそ、転職を考えている看護師さんに、

採用する側だったからこそ伝えられる「辞める前に考えてほしいこと」

をお話ししたいと思います。


最初に、これだけは伝えておきたいです。


辞めたいと思うこと自体は、決して悪いことではありません。

人間関係がつらい。

仕事が忙しすぎる。

夜勤がきつい。

給料に不満がある。

休みが取れない。

自分のやりたい看護ができない。

理由は人それぞれです。

「もう無理だ」と思うほどつらいのであれば、環境を変えることは決して逃げではありません。

ただし、
「辞めたい」と「辞める」は、少し分けて考えてほしい。

これが、今回一番伝えたいことです。


「辞めたい理由」を一度だけ整理してみてください

転職を考えたとき、まず考えてほしいのは、

「なぜ辞めたいのか」

です。

例えば、

「人間関係が嫌だから」

という理由だったとします。

では、

誰との人間関係が嫌なのか?

部署全体なのか。

特定の人なのか。

上司なのか。

それとも、自分の働き方と職場の文化が合わないのか。

ここを少し掘り下げてみてください。


「人間関係」が原因なら、転職先でも起こる可能性があります

これは、採用する側として気になっていたことです。

面接で、

「人間関係が悪くて辞めました」

と言われたとします。

もちろん、その話を聞いただけで不採用にするわけではありません。

ただ、採用する側としては、 <div style=”background:#FDF4F6; padding:24px 25px; margin:30px 0; border-left:5px solid #D99AAA; border-radius:5px;”>

<strong style=”color:#3F4146;”>「もし同じようなことが、うちで起きたらどうなるだろう?」</strong> </div>

と考えます。

前の職場だけに問題があったのか。

それとも、環境が変わっても同じことが起きる可能性があるのか。

採用する側には、応募者から聞いた話だけでは判断できない部分があります。

だからこそ、転職理由は一度、自分自身で整理しておいてほしいと思っています。


前の職場の「悪口」になりすぎないことも大切です

これも、採用する側として実際に感じていたことです。

前の職場で嫌なことがあった。

上司と合わなかった。

人間関係で苦労した。

それ自体は、決して珍しいことではありません。

ただ、面接で前の職場の話を聞いているとき、

「前の職場がどれだけ悪かったか」という話ばかりになってしまう人がいます。

採用する側からすると、少し気になります。

なぜなら、

「その職場の話を、こちらは応募者側からしか聞けない」

からです。

もちろん、応募者の話を疑っているわけではありません。

でも、採用する側には前の職場の事情は分かりません。

だからこそ、

「前の職場が悪かった」という話だけではなく、「その経験から自分は何を考えたのか」

まで話してもらえると、受け取る印象は大きく変わります。


「次の職場なら大丈夫」とは限りません

転職すると、

「今より良い職場になる」

と思いたくなります。

もちろん、そうなることもあります。

でも、 <div style=”background:#F1FAF7; padding:24px 25px; margin:30px 0; text-align:center; border-radius:5px;”>

<strong style=”color:#3F4146; font-size:1.08em;”>転職 = 問題がすべて解決する</strong>

<br><br>

とは限りません。 </div>

新しい職場にも、

  • 人間関係があります
  • 忙しい時期があります
  • 苦手な人がいるかもしれません
  • 自分の思い通りにならないことがあります

今の職場で感じている不満が、

職場そのものの問題なのか。

自分が置かれている環境の問題なのか。

それとも、自分自身の働き方とのミスマッチなのか。

そこを考えてみることが大切です。


それでも「辞めたい」なら、辞めていい

ここまで読んで、

「考えてみたけど、やっぱり辞めたい」

そう思うなら。

私は、無理に残る必要はないと思います。

仕事は人生のすべてではありません。

自分を削ってまで、ひとつの職場に居続ける必要もありません。 <div style=”background:#FFF7E0; padding:26px 25px; margin:30px 0; text-align:center; border-radius:5px;”>

<strong style=”color:#3F4146; font-size:1.12em;”>転職は「逃げ」ではなく、環境を変えるための選択肢です。</strong> </div>

ただし、ここからが大切です。

次の職場選びは、今の職場選びより慎重にしてほしい。


転職を繰り返すことには、採用する側にも見方があります

ここは、少し厳しい話になります。

でも、採用する側の立場から、正直にお伝えします。

私は、看護師さんの転職回数をかなり気にしていました。

理由はシンプルです。

「この人は、長く続けられるだろうか?」

という不安があるからです。

もちろん、転職にはそれぞれ事情があります。

結婚、出産、引っ越し、家庭の事情、医療機関の閉鎖など、自分ではどうしようもない理由もあります。

ですから、

転職回数だけで、その人を判断するべきではありません。

ただ、 <div style=”background:#FDF4F6; padding:24px 25px; margin:30px 0; border-left:5px solid #D99AAA; border-radius:5px;”>

<strong style=”color:#3F4146;”>採用する側が転職回数を気にすることがある。</strong> </div>

これは、知っておいてほしいと思います。


年齢を重ねてからの転職は、少しずつ難しくなる

ここは、特に若い看護師さんに伝えたいことです。

20代、30代では、

「嫌だったら次を探せばいい」

という考え方もあると思います。

もちろん、それが間違いとは思いません。

でも、年齢を重ねるにつれて、採用する側が見るポイントは変わってきます。

そして、 <div style=”background:#FDF4F6; padding:24px 25px; margin:30px 0; border-left:5px solid #D99AAA; border-radius:5px;”>

<strong style=”color:#3F4146;”>転職回数が多くなるほど、書類選考の段階で慎重に見られることがあります。</strong> </div>

これは、脅したいわけではありません。

採用する側の現実として知っておいてほしいことです。

だからこそ、

「辞めるな」と言いたいのではなく、「転職するなら慎重に」と伝えたい。


転職先を探すとき、求人票だけを信じないでください

ここも非常に大切です。

求人票には、

  • 給与
  • 勤務時間
  • 休日
  • 福利厚生
  • 仕事内容

など、たくさんの情報があります。

でも、

職場の人間関係や雰囲気まで、求人票には書かれていません。

「アットホームな職場です」

と書いてあっても、

「どのくらいアットホームなの?」

と思いますよね。笑

採用する側からすると、職場の雰囲気を聞かれても、

「うちは人間関係があまり良くありません」

とは、なかなか言えません。

これは仕方のないことです。

だからこそ、面接で聞くべきことがあります。


面接は「採用されるため」だけの場所ではありません

面接では、

「どう答えれば採用されるか」

ばかり考えてしまうと思います。

でも、もう一つ忘れないでください。 <div style=”background:#F1FAF7; padding:28px 25px; margin:30px 0; text-align:center; border-radius:5px;”>

<strong style=”color:#3F4146; font-size:1.15em;”>面接は、あなたが職場を見る場所でもあります。</strong> </div>

気になることは聞いていい。

勤務体制について聞いていい。

教育体制について聞いていい。

実際の仕事内容について聞いていい。

「入職したら、どんな一日になりますか?」

と聞いてもいい。

そして、面接の最後に、

「何か質問はありますか?」

と聞かれたとき。

「特にありません」と答えたからといって、それだけで不採用になるわけではありません。

大切なのは質問の数ではなく、その職場で働くことを自分なりに考えているかどうかです。


私なら、転職前にこの3つを考えます

ここまでいろいろ書きましたが、難しく考える必要はありません。

転職を決める前に、まずこの3つだけ考えてみてください。

① なぜ辞めたいのか

今の職場で一番つらいことは何なのか。


② 次の職場に何を求めるのか

給料なのか。

勤務時間なのか。

人間関係なのか。

看護のやりがいなのか。

教育体制なのか。 <div style=”background:#F1FAF7; padding:22px 25px; margin:20px 0; border-left:5px solid #A8D8C8; border-radius:5px;”>

<strong style=”color:#3F4146;”>「今より良いところ」ではなく、「何が良ければ自分は働き続けられるのか」を考えてみてください。</strong> </div>


③ 同じことが次の職場で起きても大丈夫か

これが一番重要かもしれません。

今の職場を辞める理由が、

「次の職場で本当に解決できる問題なのか」

を考えてみてください。


最後に、現役事務長として

私は、転職すること自体を否定したいわけではありません。

むしろ、環境を変えることで、仕事が楽しくなることもあります。

自分に合った職場に出会うこともあります。

だから、

「辞めたいなら絶対に辞めるな」

とは言いません。

ただ、 <div style=”background:#D99AAA; color:#fff; padding:32px 25px; margin:35px 0; text-align:center; border-radius:6px;”> <p style=”font-size:1.05em; margin-bottom:15px;”>辞めることを急ぐ前に、ほんの少しだけ立ち止まってほしい。</p> <p style=”font-size:1.35em; font-weight:bold; margin:0;”>そして、次の職場選びには、今まで以上に時間をかけてほしい。</p> </div>

転職は、人生を変えることがあります。

だからこそ、

「今の職場から逃げるため」だけではなく、
「これからどう働きたいか」を考えるための転職にしてほしい。

それが、採用する側として多くの看護師さんを見てきた私から伝えたいことです。


yorodanから、看護師のみなさんへ

看護師の転職は、求人を探して終わりではありません。

「自分に合う職場とは何なのか」

そこから一緒に考えていきたいと思っています。

採用する側だったからこそ分かること。

求人票には書かれていないこと。

面接で実際に感じること。

転職を繰り返すことで、採用側からどう見られるのか。

そして、採用したいと思う看護師にはどんな共通点があるのか。

このサイトでは、そうしたことをできるだけ正直にお伝えしていきます。

転職を考えている今だからこそ、焦らずに。

あなたが「ここで働いてよかった」と思える職場に出会えることを願っています。


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「転職したほうがいいのかな」

「でも、次の職場も同じだったらどうしよう」

看護師として働いていると、一度くらいはそんなことを考えるのではないでしょうか。

このページを読んでいるあなたも、今まさに転職を考えているのかもしれません。

私は現在も医療機関の事務長として、採用や人事に携わっています。

これまで20年以上、医療機関の採用に関わり、美容系、単科病院、訪問診療、クリニックなど、さまざまな現場で数百人の看護師さんと面接をしてきました。

その中で、たくさんの「転職する人」を見てきました。

そして、転職して幸せになった人もいれば、

「前の職場のほうがよかった」

「思っていた職場と違った」

と感じて、また転職する人も見てきました。

だから私は、看護師さんに対して簡単に「転職したほうがいい」とは言いたくありません。

とりあえず転職でもしてみようかな?

「とりあえず」 「なんとなく」 で転職すべきではありません。
あなたは転職したい理由を明確に言えますか?

転職すれば、すべてが解決するわけではありません

人間関係がつらい。

給料が安い。

休みが少ない。

夜勤がきつい。

もっとスキルアップしたい。

家庭と仕事を両立したい。

転職を考える理由は人それぞれです。

そして、転職という選択肢が、その悩みを解決してくれることもあります。

一方で、転職先にも当然、人間関係があります。

仕事の大変さもあります。

「求人票に書いてあった条件と、実際に働いてみた印象が違った」

ということだってあります。

だからこそ、転職を決める前に一度だけ立ち止まって考えてみてほしいのです。

まず「なぜ辞めたいのか」を整理する

「今の職場が嫌だから」

だけではなく、

何が嫌なのか。

ここをできるだけ具体的にしてみてください。

たとえば👇

転職理由根本原因を考える視点
人間関係医師・先輩・同僚・後輩と合わない、馴染めない
勤務体系生活リズム、年齢、体調とのバランス
給与業務内容と報酬の不均衡
スキルアップしたい現職ではこれ以上学ぶものがない。マンネリ化
ライフイベント(結婚・出産など)勤務形態の柔軟性が必要

たとえば、

  • 夜勤の負担が大きい
  • 残業が多い
  • 給料に納得できない
  • 休みが取りにくい
  • 業務内容に不満がある
  • 看護師として成長できない
  • 結婚や出産など、生活環境が変わった
  • 管理職や教育など、新しいことに挑戦したい

同じ「転職したい」でも、理由によって選ぶべき職場はまったく違います。

そして、ここで一つ大切なことがあります。

「今の職場を辞めること」と「問題を解決すること」は、同じではありません。

ここを一緒にしてしまうと、転職先でも同じ悩みを抱える可能性があります。

② 今の職場で変えられることはないか

転職を決める前に、

「今の職場で何か変えられないか」

も一度考えてみてください。

例えば、

  • 夜勤回数を減らせないか相談する
  • 配属部署を変えてもらえないか相談する
  • 上司や師長に勤務について相談する
  • 業務分担について改善を求める

もちろん、職場に相談しても何も変わらないこともあります。

その場合は、転職を考えていいと思います。

「逃げること=悪いこと」ではありません。

心身を壊してまで同じ職場に居続ける必要はありません。

大切なのは、逃げることではなく、

「次はどうしたいのか」

を考えておくことです。

次の職場で何を大切にしたいのか

転職するときは、給与だけでなく、自分が大切にしたい条件を整理してみてください。

「夜勤がないこと」

「残業が少ないこと」

「人間関係」

「給与」

「休日」

「教育体制」

「仕事内容」

「通勤時間」

人によって優先順位は違います。

すべてを満たす職場を探すのではなく、

「自分にとって絶対に譲れない条件は何か」

を決めることが大切です。

④ 情報を集める

  • 看護師向け転職サイトやクチコミ
  • SNSを利用
  • 実際に働く知人に話を聞く

⑤ キャリアの長期的な視点を持つ

今楽になる」転職ではなく、「5年後10年後にどうなっていたいか」を意識する

たとえば👇

  • 認定・専門看護師を目指す
  • 管理職や教育担当を目指す
  • 将来はフリーランスや訪問看護で独立

🌿 転職を考え始めたあなたへ

転職を考えること自体は、悪いことではありません。

「辞めたい」と思ったなら、

「なぜそう思ったのか」

を一度整理してみてください。

そして、

「次はどんな働き方をしたいのか」

を考えてみてください。

そのうえで転職が必要だと思ったなら、焦らず情報を集めていけばいい。

このブログでは、現役の事務長として、採用する側から見た看護師の転職について、できるだけ正直にお伝えしていきます。

求人票では分からないこと。

採用する側が面接で見ていること。

転職で失敗しやすいポイント。

そして、転職サイトとの付き合い方。

看護師さんが「こんなはずじゃなかった」と後悔することを少しでも減らせるように。

転職する人にも、しない人にも、役に立つ情報を届けていきたいと思っています。

転職を成功させる第一歩は「焦らず、自分を知ること」

特に看護師は環境次第で働きやすさが大きく変わります。

「今の自分に合った働き方」を整理してから行動することで、満足度の高い転職になります。